愛媛県松山市(旧北条市)で生まれ、瀬戸内の海と山に囲まれ幼少期を過ごしました。
幼い頃より自然が身近にあったため、気が付けば山の世界にのめり込み、鹿児島大学在学中は山岳部、卒業後は山岳警備隊として山に携わってきました。
剱岳には特に思い入れが強く、毎年剱沢に向かい、リッジ・谷・壁などのバリエーションルートに打ち込んだ学生時代が懐しく感じます。
「この山に対するエネルギーを、山で助けを必要とする人の為に使いたい」
この思いを胸に、大学卒業後は富山県警山岳警備隊に入隊、剱岳をはじめ、立山・黒部峡谷・黒部源流域など北アルプス一帯で多くの山岳遭難救助活動に従事、13年間に渡り山岳遭難救助活動に携わりました。
40歳という節目の年を前に、「迷いなく剱岳と関わる仕事をしたい」と長年勤めた富山県警察を自ら辞し、この度、山の魅力を伝える山岳ガイドとして道を歩む決心を致しました。
大学山岳部時代を含めると剱岳との付き合いは20年を超えますが、未だこの山の全てを理解するには至っておらず、私のこの先の人生の全てを懸ける対象であることは間違いありません。
その道を究めながら、クライアントの皆様と素晴らしい時間を共有できることを今から楽しみにしています。